FX業者選びで重要となるポイントに「スプレッド」があります。
人気のプラットフォームMT4を使いつつ、出来る限り低スプレッドで取引したい!と考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、MT4に対応しているFX業者の中でも、特に低スプレッドで人気の高いところをピックアップしました。
この記事を読めば、MT4を使い、低スプレッドで取引コストを抑えたトレードを実現できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
なぜFXでスプレッドが重要視されているのか?
スプレッドとは通貨ペアの価格差のことです。
仮に米ドル円のレートが…
ASK:100.003
となっていたとしましょう。
価格差は0.003円=0.3銭となり「現在の米ドル円のスプレッドは0.3銭」となるわけです。
そしてスプレッドはFX業者の取引手数料として扱われています。
仮に0.3銭のスプレッドで、1万通貨の取引を行うと…
3銭×10,000=3,000銭=30円
30円の取引コストを余分に支払わなくてはなりません。
もしもスプレッドが1.0銭で1万通貨なら…
0銭×10,000=10,000銭=100円
100円の取引コストが発生します。
つまり…
スプレッドが広い=手数料が高い
という図式が成り立つわけですね。
このスプレッドは、各FX業者によって設定されているため、同じ通貨ペア、同じ取引手法を用いたとしても、業者選びで取引コストが変わってくることになります。
多くのトレーダーが極力スプレッドの低い業者を選びたがるのは、出来る限り取引コストを抑え、その分だけ利益を高めたいと考えるからです。
MT4対応でスプレッドの狭いFX業者
それではMT4に対応しつつ、低スプレッドでサービスを提供しているFX業者をチェックしていきましょう。
それでは各FX業者の特徴をみていきましょう。
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)は「業界トップの低スプレッドを実現!」を謳い文句にしている、大人気の国内FX業者です。
実際にスプレッドが他を圧倒するレベルの狭さに設定されています。
米ドル円 | 0.1 |
---|---|
ユーロ円 | 0.4 |
ユーロドル | 0.2 |
豪ドル円 | 0.4 |
ポンド円 | 0.7 |
もちろん手数料は無料で、取引コストはスプレッドのみ、とわかりやすいのも嬉しいポイント。
低スプレッドの他にも、次の2つの特徴があります。
- MT4ウェブトレーダー
- FXTF未来チャート
PC版MT4はWindowsを対象としているため、Macでは対策を取らないと取引できないのがネックでした。
これはゴールデンウェイ・ジャパンに限らず、他業者でも同じです。
しかしMT4ウェブトレーダーを使えば、WindowsだろうとMacだろうと、ブラウザ上でMT4を稼働させられるため、あらゆるデバイスからのトレードが可能となります。
また独自ツール「FXTF未来チャート」を使って、過去のチャートから未来のチャートを読み解き、FXトレードに役立てられるのもメリットと言えるでしょう。
楽天証券(楽天FX)
楽天グループの一員である楽天証券(楽天FX)はMT4に対応している上に、業界トップクラスの低スプレッドにまとまったFX業者です。
米ドル円 | 0.5 |
---|---|
ユーロ円 | 1.1 |
ポンド円 | 2.0 |
豪ドル円 | 1.2 |
トルコリラ円 | 6.8 |
ユーロドル | 0.6 |
スプレッドが低いだけでなく、取引手数料、出金手数料といった各種手数料が無料なので、コストを大きく抑えられるのが嬉しいメリットとなっています。
他の特徴は次の2点です。
- マネーブリッジ対応
- 充実のサポート
マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の口座を提携できるサービスのこと。
リアルタイム入出金を始め、金利の優遇など様々な特典が受けられます。
またサポート体制に力を入れているのも楽天証券(楽天FX)の魅力で、FX初心者でも安心して取引に参加できる土壌が出来上がっています。
低スプレッドにこだわるだけでなく、楽天グループのサービスを利用する機会が多い人にもぜひチェックしてほしいFX業者となっています。
YJFX!
YJFX!はヤフーグループの一員で、Yahoo!IDと提携させられるFX業者です。
国内トップクラスの低水準のスプレッドにまとまっています。
米ドル円 | 0.2 |
---|---|
ユーロ円 | 0.5 |
ユーロドル | 0.4 |
ポンド円 | 1.0 |
スプレッド以外の特徴は次の2つです。
- MT4はチャート分析専用
- Yahoo!IDと提携
YJFX!はMT4を提供していますが、これは「チャート分析用」であり、取引自体はYJFX!のオリジナルツール「Cymo」を通じて行います。
使用感としては、MT4にCymoを重ねて取引する感覚になるので、さほど違和感はありません。
しかし「MT4だけで取引したい!」という人には不向きでしょう。
もう1点の特徴であるYahoo!IDとの提携ですが、これにより取引量に応じてPayPayポイントがキャッシュバックされるキャンペーンなどを行っています。
TITANFX
TITANFXは2つの口座タイプがあり、それぞれ異なるスプレッドが適用されます。
スタンダード口座 | ブレード口座 | |
---|---|---|
スプレッド | 1.2pips | 最小0.0pips(平均0.3pips) |
手数料 | なし | 片道3.5ドル(往復7ドル)/ロット |
ブレード口座は最小0.0pips、平均でおおよそ0.3pipsと業界最狭水準のスプレッドになっています。
また手数料も往復7ドルと、こちらも業界最安水準です。
他の特徴は次の2点になります。
- 最新テクノロジーで快適な取引環境
- ゼロカットシステム
スプレッドの狭さとも直接関係のある、TITANFXの最新鋭テクノロジー「ゼロポイントテクノロジー」を採用しています。
ベストプライスでのスプレッドだけでなく、光速度による約定力の高さ、通信速度、安定性と素晴らしい取引環境が用意されていて、ストレスのないトレードを実現。
また口座残高がマイナスになってもTITANFX側で負担してもらえる「ゼロカットシステム」を採用しているため、入金額以上のリスクを負うことはありません。
AXIORY
AXIORYは低スプレッドと優れた約定力が魅力の、MT4に対応する海外FX業者。
2種類の口座タイプを用意しています。
スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | |
---|---|---|
平均スプレッド | 1.3pips | 最小0.0pips(平均0.5pips) |
取引手数料 | なし | 片道3ドル(往復6ドル)/ロット |
スプレッドがかなり狭く設定されている上に、取引手数料が往復6ドルと安いのが嬉しいポイントです。
取引コストを大幅に抑えられるため、スキャルピングに適した業者の1つといえるでしょう。
その他のポイントは次の2点です。
- 約定率99.99%
- 高品質な日本語サポート
AXIORYは約定率99.99%を誇る約定力の高さも自慢の1つになります。
公式サイトで約定率を始めとした取引統計が開示されるなど、環境つくりに相当な力を入れているのが覗え、より快適な取引環境を求めている人にとって信頼できる業者といえるでしょう。
また海外FX業者にも関わらず、ほとんど国内FX業者と変わらないレベルの高品質な日本語サポートを受けられるのも特徴です。
GemForex
GemForexは低スプレッドだけでなく、豊富なボーナスにも定評のある、大人気の海外FX業者です。
PC、スマホ、タブレットとすべてのデバイスに対応したMT4を提供している他、低スプレッドでコストを抑えた取引が可能となっています。
口座タイプは2種類です。
オールインワン口座 | ノースプレッド口座 | |
---|---|---|
平均スプレッド | 1.6pips | 最小0.0pips(平均0.3pips) |
手数料 | 無し | 無し |
GemForexの素晴らしい点は、ノースプレッド口座でも取引手数料が無料だということ。
つまり実質スプレッドは他業者と比べても圧倒的に低くなっているため、取引コストを大きく節約できます。
ただしノースプレッド口座はEA(自動売買)とボーナスに対応していないため注意してください。
GemForexの他の特徴に次の2つがあります。
- 豊富なボーナス
- 無料VPSサービス、EA使い放題、ミラートレード使い放題
GemForexは豊富なボーナスキャンペーンを提供する業者として知られています。
過去の例を挙げると、100%入金ボーナス(入金した額と同額がボーナスされる)や、新規口座開設で20,000円相当のクレジットキャッシュがもらえるボーナスなどが開催されていました。
ボーナスは頻繁に開催されているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
他にも、条件クリアで使える無料のVPSサービスや、EA・ミラートレードの使い放題サービスなど、とにかく大量のキャンペーンや特典が用意されています。
まとめ
今回はMT4に対応した、低スプレッドが魅力のFX業者を紹介しました。
最後にもう一度おさらいすると
- スプレッドが低いほど取引コストを安く抑えられる
- 海外FX業者は低スプレッド専用口座タイプを用意していることが多い
- スプレッドとは別で取引手数料が発生する場合もあるので、両者を考慮した「実質スプレッド」で比較・検討する
の3つがポイントになります。
「MT4が使えて、低スプレッドなFX業者を知りたい」
「スプレッドは当然として、その他のメリットを加味して比較したい」
といった人は、ぜひこの記事を参考にして、あなたのトレードスタイルに合うFX業者を選んでみてくださいね。